相合い傘 作品公開日2003年4月19日
「うわー」、以上。
って訳にもいかないか。
どっちにしろ拙いなぁ、これは。UPした当時の心境はどんなだっただろ。とりあえず何かUPしよう、とそんな感じで書いたのだと
思います。所謂ワンシーンものですが、おそらく読者受けは難しいだろうなぁ。主題が全然見えてこない。そういう作品なんだけど。
(2004年1月7日)
全然読み返してないじゃねえか。
今読み返すと、わりとワンシーンとして普通、という印象でした。あまりの期間に、自作であるという印象すら残ってない。
その領域になって読み返すと、やっぱり普通。しかし、多分わけわかんない話だと思いました。(2005念10月28日)
読み返して何が辛いかって、そりゃあもう会話文ですよ。特に雑談レベルの会話している時の文が一番辛い。当時の私が、如何に
引きこもりでコミュニケーション不全だったかが伺えてきますね。(2006年6月7日)
おかしづくり 作品公開日2003年5月4日
退化してるじゃねえか!
とりあえず、文章がへったくそ。やばいヤバイヤヴァイ。これは今見ると、「相合い傘」より駄目駄目だってのが良く分かりますね。
主題が見えてながら、それを語る文章が駄目。見えてる分余計拙く見える。
感想掲示板やこんぺの感想などで、淡々とした文章という言葉をもらいましたが、これを見ると凄く実感できます。ひょっとしたら、
これが私の文章の味なのかもしれないけど。だけどこれは駄目だ。短い文章なら、短い文章なりに言葉の選択をしっかりしなければ
ならないのだろうけど、それが出来ていない。手垢のついた表現ばかり。これはいかん。延々と語りそうなのでここで打ち止め。
(2004年1月7日)
ああ、客観視できるレベルになっても、これは下手ですね。名雪の台詞の胡散臭さが絶妙です。悪い意味で。
さっと読んで「ふーん」としか言えないのが凄い。そりゃ、よく分からないという感想を貰うわけです。(2005年10月28日)
もう、これを読むのは許して欲しいです。やっぱこれも、会話文が辛いです。前にも言いましたが、名雪の台詞の寒さがありえないことに
なってます。一度書いたものを取り下げることは気が引けるのですが、これはもう本当に色々申し訳ないです。(2006年6月7日)
自己採点するとしたら、7点といったところでしょうか。感想掲示板では平均7.75点でした。
しかし、あそこは結構甘めな採点をされるので、実際はもっと低いでしょう。優れた描写も、目新しさもないです。使い古されたテーマです。
おそらくこんぺで出せば、順位は半分いかないと思います。だけど、私はこの作品が好きです。
読み返して思う事。場面展開の時があからさま過ぎる。分かりやすいけれど、同時に余りの単純さが目に付きそう。どっちにしろ、再読
した時はそっちに、注意が向いて、集中が削がれた。(2004年1月7日)
ある程度読める作品。ただ、結局は前回挙げた欠点が目に付くところです。場面展開、内部描写への移行、その時の誘導が
ぶつ切りで、読んでいてツライです。そして、みなさんに貰った感想を読み直そうとしたら……ログが手元からなくなってるのに気付きました。
ごめんなさい。マジごめんなさい。(2005年10月28日)
恋占い 作品公開日2003年8月17日
ぎりぎりセーフ。いや、アウトかも。
そんな作品。描写はだいぶマシ。少なくとも「おかしづくり」よりは。誤字多かったけど。
ただ、ラストが駄目ですね。今思うと。当時の私は決して手を抜いていなかっただろうけど、今見るとすごい手抜きっぽくみえますね。
ラストに行くにしたがって描写が少なくなる。これは好みでもあるんですけど、ちょっとこれは。(2004年1月7日)
色々言いたいけれど、色々言えないような気もする。とりあえず、読んでて辛かったです。
昔と文章の好みが変わっているのだと、強く実感した話でした。(2005年10月28日)
人間になりたい 作品公開日2003年11月15日
私の中での処女作。
実はサイト公開当初で唯一浮かんでいた話だったりします。ただ、書くにはまだ早いと思って、書きませんでしたが。
内容としては一番思い入れがあります。作品としては苦い記憶も、嬉しい記憶もあるけれど。
とにかく、この話を書くにはまだ私は技術不足でした。冷静に作品を見つめる能力、文章力、会話、展開。あらゆる面で。
最初は長編でした、この話。そのあと、こんぺに出そうと思い立って短編に。ある程度完成したのですが、
作品の構造がおねこんぺ短編一位の作品と完全にカブってしまい変更。そして中編へ。
変化しまくりです。それでもモチベーションを下げなかったのはある意味で、この作品への思い入れによるものなんだと思います。
いつか書き直したいですね。いつになるかわからないけれど。
このコンテンツの意味が無くなる頃あたりに、書き直すかもしれないです。(2004年1月7日)
今においても、私はこれを書き直す事が出来ない。KANONへの情熱がどう、とかそういう次元ではなくて。
明確に同じような欠点を指摘されるということは、それ以外には大きな穴は無い、ということなんだと、今更ながら思いました。
ギャグは一番マトモだし、構成も問題なし。言及が足りなかった。特に描写が、描写力が。
書いて二年ほど経っても、それでも話の隅々まで覚えていたのは、この作品だけです。やっぱり、私にとって
これだけは別なんだなぁ、と思いました。(2005年10月28日)
クレメンタイン 作品公開日2004年1月3日
クレメンタインとは、英語で蜜柑の事を指します。それと女性の名前にも用いられたりします。
実際に「あの子」の名前がクレメンタインという訳じゃないのだけど。書いた直後なんで、あまり欠点が見えないけれど、
それでもなんとなく足りないような気もします。どこがというのがわからないのがもどかしい。
ああ、一つありました。ギャグです。というか私の作品全部に共通するのですが、ギャグがあまり面白くない。
かのんに限らず、話にメリハリをつける為にもギャグは必要不可欠です。ギャグがなくても可能ではありますが、
書き手としてはギャグが出来ないのはある意味で致命的とも言える気がします。私が目指すのは爆笑じゃなく、くすりと笑わせる
といった類のものですので(もちろん、物書きである以上爆笑系も書けるようにしますが)、
外す確率は相対的には低いのでしょうが、それでも安定して書くのは難しいです。この作品はそれが弱い気がします。むう、がんばろ。
読者受けは……これも悪いんでしょうなぁ。気にしてないけど。これもネタとして使い古された感がありますね。
書く側からすると、違うように見えてしまうんですけどね。(2004年1月7日)
タイトルだせー。死にたい。
とりあえず、雰囲気作りが徹底できてないところに、この作品の悪さが出ている。おそらく、一番見せたかったのは雰囲気のハズなのに。
コンセプトとしての成功率でいえば、一番低い作品。今読み返すとそう思います。単純な出来なら、おかしづくりよりはマシ
だと思いますが。(2005年10月28日)
なんだか、らぶなお話が書きたかったのです。本当にそれだけ。それだったら、杏辺りをヒロインにしたお話を書けばいいのに、
何故か風子。だって、みんな杏ばっかなんだもんっ!
恋愛モノとしては、王道も王道ですね。恋路を応援する女友達(この場合は姉ですけど)。常につきまとう不安。そして、ラストは
キス。構造的には、それだけですから。まあ、単にこれだけの作品を、上手く見せられるかどうかに、
個人の力量というものがあるんですけど。(2004年7月5日)
一言、これ風子じゃないっすね。
公子さんの方が良く書けてる時点で微妙です。極端な思い入れが無いのなら、書かないほうが良い、の典型でした。
会話文は、私の苦手とするところで、今のところ、真琴と美汐嬢以外はマトモに書けてる気がしません。(2005年10月28日)
今のところ、読み返して一番ダメージの少ない作品ですね。私の作品は他の方から見ると、非常に安定しているように見えるんでしょうが、
多分これは私のそういう面が一番濃く見える作品なのではないかなぁと思います。
とりあえず私が言いたいのは、仁科さんと真に仲良くなるべきなのは、ことみである、ということです。
原作の仁科さん絡みのシーンでベストを挙げろって言われたら、私はことみが仁科さんにヴァイオリンを返すシーンを挙げます。
そしてこの作品は、そのシーンから強くイメージを換気されて書かれたものなわけですね。
ただまあ、この作品も結構シーンのぶつ切りが目立ちますね。回想シーンを割りいれるタイミングがちょっとおかしい。
読み返すときってあまり入れ込んで読まないから、その辺が曖昧になるのかもしれませんが、どっちにしろアウトですね。(2006年6月7日)
手と手をつないで 作品公開日2005年11月20日(?)
感想で皆さんに指摘されたとおり、欠点の分かり易い作品でございました。なんだあの真琴は。
原作の解釈の仕方では、皆さんの考えとは食い違っていたのにも関わらず、点数が安定していたのは、明確な欠点が
あったからなのだと思います。減点すべき箇所が簡単に見付かるから点数つけるのにも困らないというか。
でも、ここ最近で一番収穫のあった作品でもあります。掲示板でも言いましたが、Mynonaさんにはとても感謝しております。
正直、Mynonaさんとの掲示板でのやり取りが無かったら、収穫はほとんど得られなかったと思います。
他の方がどういう風にSSを書いているのか知りませんが、私は話を作るために新しく原作の解釈を作る、という事がまったく出来ません。
頭の中にある解釈をベースにしか、話を書くことが出来ないのです。「一つの後悔と……」、「手と手をつないで」、「人間になりたい」
なんかを通しで読んでもらうとわかると思いますが、基本的な解釈は同じです。私の中で、天野さんの「あの子」は最初帰ってこないんです。
その理由は作品で明確に述べられているので言いませんが、「一つの後悔と……」と「手と手をつないで」は、結末こそ違えど
根っこは同じです。一つの解釈から同じような二つの物語が生まれてしまったのは、これはもう単純に年月の経過による私の嗜好の変化、
としか言えません。だからこの両作品は「人間になりたい」のある種続編となります。いや、話は完全に独立させてますけど。
Mynonaさんの書き込みで気付かせてもらったのは、当時の私は真琴側や天野さん側に、帰ってくる理由こない理由を持たせたかった、
と考えていただろう、ということでした。あまり記憶も自覚もほとんど無いですけど、思い返すとそう感じられる。
私にとしては、真琴や天野さんの、自らの手で問題を解決して欲しかったのだと思います。
それこそが、このこんぺで得られた最大の収穫でした。
さて、第三回KANONこんぺが開催されるそうですが、私はどう落としどころをつけるべきでしょうかね?
まだ書くと決めたわけじゃないですし、真琴シナリオであるかどうかもわからないですけど、私の作品の傾向からして、
真琴シナリオである可能性は存分に高いですしね。
ともかく、私の真琴シナリオ解釈って、全体から見ると特殊らしいので、それだけで作者バレしちゃうのは問題だよなぁ、なんて
考えてます。だんだん取りとめも無い話になってきましたね。今回はこれで終わりにしておきます。(2006年6月7日)
ごめんなさい、としか言えなかったりします。今読み返しても、マジでこりゃあんまりだと思いました。
個人的に読み手に意図が透けて見えすぎたのが痛いです。
ただ、題材は人を選びそうなのに、標準偏差下からトップ10に入ったのは、我ながら上手い事できたなぁ、なんて自画自賛したりします。
要は、私のいつも通りの作品ってことです。題材が特殊なだけで。(2006年6月7日)
追記、なんだか会場の掲示板のログが消滅しちゃってるのでこっちでも少し説明しておこうと思います。ログは保存してないので、
記憶を再構成して書くことになっちゃいますけど。
えー、この作品は、別にこんぺに対して何か疑問を提示するとか、そんな意図の元で書いた作品ではありません。
単純に思いついた題材がこれしかなかった、ってだけです。だから別に、何か主張すべきことがあったわけでもないんですね。
すいません、本当に。(2006年06月09日)